ロジャーは、なぜ笑ったのか
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世界の果て。
ラフテル。
そこには、“ひとつなぎの大秘宝”があった。
ロジャーは、それを見た。
そして——
彼は笑った。
涙を流しながら。
事実を整理しよう。
ロジャーは空白の100年を知った。
ジョイボーイの真実を知った。
世界の構造を知った。
だが、彼はこう言った。
「おれたちは早すぎた」
なぜだ。
真実を知ったなら、
なぜ“早い”のか。
ひとつ、いいですか。
もしあの島にあったものが、
完成された“財宝”ではなく、
確かに存在する“何か”だったとしたら。
しかしそれは、
そのままでは動かせないものだったとしたら。
ロジャーは辿り着いた。
だが——
動かせなかった。
方法がなかったのか。
術を知らなかったのか。
それとも、
決定的に足りないものがあったのかもしれない。
もしそれが、
莫大な“力”を必要とするものだったとしたら。
すべてが揃わなければ
動き出さないものだったとしたら。
ロジャーは理解した。
まだ、その時ではなかった。
だから彼は、未来に託した。
「約束の時」が来ることを知っていたからだ。
自分と同じ夢を見る者が、現れることを。
だから、最後に笑った。
はたして、”足りなかったもの” とは……
―参考資料―
本考察は原作単行本を基に構築しています。
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